菜の花畑
お隣の家の畑に菜の花が咲いている。ちょうど畑が道路淵にあるので散歩している人たちが足を止め、菜の花を暫く鑑賞する。オーナーは人が止まると嬉しくてしょうがない。菜の花の他にも接ぎ木をして4色の梅が咲く木が植えてある。散歩している人が質問をしようものなら大変。育てる苦労話をじっくり聞かせてくれる。人に喜んでもらうのが滅法好きなので、自分の畑でとれた野菜をプレゼントもしてくれる。
器用な人だから何でも挑戦する。もともとは左官屋さんだった。今でも仕事があればやる気充分なのだが、仕事がないとぼやく。僕と殆ど年が変わらないのだが身が軽く、最近は大きく育ってしまった木を切って欲しいという依頼があちこちからあるらしく依頼先に出張して作業している。その切り倒した木を蒔きにして作業場にうずたかく積み上げ、販売をしているのがご愛敬。
たまたまこの日は玄関の横にあった大きな古い灯篭を一人で移動する作業をしていた。車の駐車スペースを作っているのだという。本来なら専門家に頼むのだそうだが、暇があるので一人でやっていると説明してくれた。小さなクレーンを使ってコツコツやっている姿を見て腕を持っている人を羨ましく思った。