












漁協さんのクレームでもたもたしている中に予定の10時30分になりスタートのホーンが鳴った。
風があったので今年のスタートは全艇が見事なスタートをきった。調子の悪いのは「あうん」だけ。スタートラインで相当な遅れをとってしまった。「あうん」が後ろにいるから写真を撮るとほとんどの船が前に写っている。
右舷から来る風を受けて、第一マークまで懸命に走った。初めは前にしか船がいなかったが、どうにか横並びに何艇かがある位置に追いついた。そして、第一マークを反時計まわりに周って、そこから追い風になる。
殆どの船がカラフルなスピネーカー(追い風用のセール)を出した。「あうん」は初めからその予定がなかったので、大きなジブを展開。初めはかなり調子が良かったが、風が変化しているうちに、大きなジブが風を孕み過ぎてしまい、もろにオーバーヒール(ヨットが横に傾くこと)して失速してしまった。
情けないことにはまたまた後ろから追いかける羽目に。結果はトップ艇と40分近い差をつけられ2時間50分09秒で最下位になってしまった。もともと「あうん」はきちんと基本を守れば決して遅い船ではない。だからハンディキャップも高い。今回のレースでは「あうん」の今の実力をもろに露呈してしまった。でも、時間内にゴール出来、事故がなかったからメデタシメデタシと言うべきか。
ところで、スタートラインで漁協さんからクレームのついた本部艇はどうしたか。
全艇がスタートした時点でアンカーを揚げ、フリーの状態にした。そして、第二マークを回って各艇がゴールする前にスタートライン位置に戻り、フィニッシュ時間を記録するという離れ業をやって対処した。
ヨットレースはスタートしてしまうと、スタートラインには船が全くいなくなる。スタートラインがフィニッシュラインになるのだが、スタートほど船が固まっていないので周囲には全くご迷惑はかけなかった。














