やっちゃんの珈琲たいむ

強風吹き捲った翌朝
前夜は夕方から風が強くなり、夜中になるとピークを迎えた。港の中を周る強風が唸り声をあげ、普段、水の上にいることを忘れさせてくれる安良里港なのに、様子が違った。うねりと強風で船がヒール(ヨットが横に傾くこと)し、波が「あうん」に当たり激しい音がする。仲間でも一緒ならば何でもないが、外も見えないからちょっと怖さを感じた。でもこんな体験は今まで数えきれないほどしているからすぐ慣れた。初めての体験だったら怖くて眠るどころではなかったろう。ベンチュレーターからキャビンに入る風が見えるくらい勢いよく入ってきて、空気が流れていることを実感させてくれた。
途切れ途切れの眠りから目が覚めた。夕べの風がどうなったのかと思われるくらい明るい日差しが海面を照らし、静かな海に戻っていた。自然はいつも激しさと静けさを繰り返す。だから慌てず騒がず耐えていると必ず静けさがやって来る。
2015年もついに今日で終わり。今年一年間はどんな年だっただろうか。良いことだけで1年間が過ぎるに越したことはないがそうはいかないのが世の中の常。2つがバランスよくあれば良しとしよう。
1年間大変お世話になりました。2016年は今年より1日多い。新しい年が今年より更に良い年になりますように!

貨物船が帰って来た
貨物船続々入港貨物船続々入港貨物船続々入港
お正月とお盆には安良里港を母港にしている貨物船が帰ってくる。普段は日本全国に仕事に行っているから港内には姿がない。安良里港はそんなに大きい訳ではない。ヨットやモーターボートからみればまずまずの広さだが、何百トンもある貨物船から見れば小さな港だ。
その小さな港の中で入港した貨物船は船首から大きなアンカーを落とし、それを起点にくるりと方向を変えてまるで駐車場に車が並ぶように綺麗に整列していく。その腕前は流石プロ。
毎年、10数隻の貨物船が入港する。船にはお正月らしく長い竹と大漁旗が飾られ、松の内はこの安良里港で休息する。
入港間もないので未だお正月飾りはされていないが入港予定の船が揃うとお正月向けによそ行きに姿を変える。

三島スカイウオーク
スカイウオークのパーツ紹介看板スカイウオーク模型スカイウオークチケット売り場
今年最後の「あうん」のチェックは既に終えていたが、フェンダー落下事件があったこともあり、年末の最後の最後にもう一度出かけてみた。今回は年末なので仲間を道ずれにするわけにはいかず単独行動になった。
日本列島の北側は大荒れで、伊豆半島にも強風が吹いていたものの特に注意報や警報が出ていなかったので大船に乗った気分で出かけた。
年末とあって、道路がかなり空いていて、いつもより早く走れた。時間に余裕があったので先日から気になっている名所をちょっと見学。
12月14日に箱根峠から三島に降りる箱根路に「スカイウオーク」なるものがオープンした。数年前から工事されていて、バイパスでも出来るのかと思っていたら、そうではなく、富士山や三島の市街が一望できる日本一長いつり橋(全長400m)だった。生憎、富士山には雲がかかっていて頂上が見えないことは分かっていたので1000円のチケットを買ってのウオークは後日のお楽しみにとっておいた。橋の隣にはキャベツや大根畑が拡がり駿河湾をバックに綺麗なこと。富士山は見えなくても訪れた人たちがチケットを買うために長い列を作る。全貌は見えないが下段中の模型(アクリルケースの中なのでよく撮れていないが)を見るとイメージがわく。

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