



茶室で使わせていただいている円覚寺の龍隠庵は今年の初めから改修工事が行われている。長い間、屋根がビニールシートで覆われ、気の毒な姿だったが訪れる方々は意外に気づいていない。
ボロボロだった瓦屋根も新しい瓦に葺き替えられ、瓦の下周りも青銅が張られて綺麗になってきた。
この建物はその昔、禅を海外に広くしらしめた仏教学者の鈴木大拙先生の書斎だったと言われている。鈴木大拙先生は明治3年生まれ。石川県金沢の出身。学問を志し、東京に出て帝国大学選科で学びながら、鎌倉円覚寺で禅を研究した。その時、その後奥様になるベアトリス・レインに出会う。1897年渡米。1909年帰国後、鎌倉に在住。1949年に文化勲章を授賞している。禅についての著書が約100冊あるがその中の23冊が英語で書かれている。
随分前になるが龍隠庵にアメリカのテレビクルーが訪れて撮影したことがある。勿論、鈴木大拙先生の取材だった。
そんな歴史がある建物でお茶を勉強させてもらっているので環境としてこれ以上申し分ないが、茶道の腕前は行きつ戻りつだ。折しも昨日からNHKのEテレでシリーズものの茶道の番組がスタートした。勿論、録画をしたが早速、チェック。








