やっちゃんの珈琲たいむ

深代惇郎の天声人語
アマゾンであっという間に届いた
韓国の親友との日本語勉強会はかれこれ7年目になる。初めは僕もおっかなびっくり取り組んでいたが慣れるにつれ、コツが少しずつ分かるようになり、最近では面白くてたまらない。今まで朝日新聞の天声人語、日経新聞の春秋、毎年数冊の小説などを勉強してきた。昨年は天声人語と春秋、更に中勘助作の「銀の匙」を加え今まさに波にのっている。
そろそろ「銀の匙」が終わるので次の教材を何にしようかと考えていたら、親友から46歳の若さで急逝したあの伝説のコラムニスト「深代惇郎の天声人語」のリクエストがあったかと思ったらソウルから日本に手配して早速、手に入れたと連絡があった。僕も後を追うように昨年12月30日の晩、アマゾンに注文したら年末なのに12時間かからないで届いた。それもキャンペーン中で配送料0円。その速さ、安さにはただただ唖然とするばかりだ。僕の寝ている間に誰かが仕事をしていることを考えるとますます頭が下がる。僕は交通費も時間も何もかけずに欲しい本が手に入った。元書店に働いていた身としては複雑な思いがする。

我が家の門カエデ
蒼あおとした竹林をバックにカエデの紅葉が未だ秋を惜しんでいる。流石、新年なので桜吹雪ならぬカエデ吹雪のように庭に降り注ぐ。車にもカエデの枯れた葉がお構いなしに積もり、隙間から車の中に侵入し、以前エアコンの邪魔をして、カラカラカラカラ連続音が鳴るようになり、ディーラーさんに取り除いてもらったことがある。
木の下に小さな池があるからこれもたまったものではない。枯葉が池に散るとそれが池の中で腐ってしまい、暖かくなるとガスを発生するので池の中には降り注いでもらいたくない。シラサギやカワセミの攻撃から池の住人を守るべく、細かな金網を全面に掛けているが、この網の上に枯れた葉が積もり池の中は真っ暗。
時々、網の上の枯葉を箒で掃いて池の中に光を通すようにしているのだが、何せ今の時期はのべつ幕なしに散るから掃除してもきりがない。
それが分かっているのだが、運動不足解消のために毎夕、カエデの枯葉掃除に力を注いでいる今日この頃。


烏の空家
烏なぜ啼くの 烏は山に 可愛い七つの 子があるからよ
可愛可愛と 烏は啼くの 可愛可愛と 啼くんだよ
山の古巣へ 行って見て御覧 丸い眼をした いい子だよ

おなじみの「七つの子」の歌詞です。誰でもが歌える歌だが、未だに七つが七羽の烏なのか七歳の烏なのかは諸説あり解決していない。烏は一度に7羽など生まれないそうだし、7歳だと立派な大人の烏だから解釈が難しい。
昨年の秋に家の前の大きな木の上に枝の塊が出来た。何かの巣?と思っていたが初めは分からなかった。それが烏の巣だということが分かったのはだいぶ経ってから。庭にあるコーンポストに生ごみを捨てて蓋を閉めるとすぐさま烏が飛び降りてきて蓋のそばにやって来る。餌を採るためだ。勿論、餌になるものなど採れる筈はない。お母さん烏は子育てに懸命だった。その後、この巣から烏の姿は無くなった。今や空家でシルエットが素晴らしく、風雨に晒されても崩れずに残っているから杭打ちのデータ改ざんで揺れた昨年の建築騒動より堅固な住宅か。

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