
右舷に増やされていたロープの写真を撮る時に全く気づかなかったが、「あうん」に乗ってから右舷のスペースが空いているのに気がついた。航海に出かけている時にはこのような状態になるが、4か所に設置されているスチロールのブイにもやいロープが付いていない。完全に外されている。善さんが「係留場所を変更したのでは?」とヒントを出してくれた。港の中を見回してみたが、それらしい姿がなかった。
お隣には昔からの知り合いが愛艇「アルページ」を係留していた。ヨットの知識に詳しく僕がよちよち歩きの時にはよく教えてもらった。最近はすれ違いで顔を合わせたことがなかった。
高校時代のラクビー対戦相手だった。僕たちの時代には県内でラクビー部がある学校は数えるほどしかなかった。その対戦相手のラガー。海で再会した時には話が盛り上がった。数年前に体調を崩して治療をしながら元気な姿を見せていたのだが・・・。
漁協さんに話をしたついでに聞いてみたら、持ち主が替わって昨年いっぱいで契約が切れたと説明してくれた。以前から売りに出すとは聞いていたが、姿が見えなくなってしまうと寂しいものだ。
+このブログをアップしてから、気になってオーナーに思いっきり連絡をしてみた。連絡をして良かった。いなくなった理由が判明した。安良里港には「あうん」が停泊しているハーバーの他にすぐ後ろに経営は違うが陸置きのハーバーがもう一つある。船を乗らない時には陸の上に上架して置くので船底が汚れない。アルページはこの陸置きのハーバーに移動していたのだ。今まで息子さんも時折港に来て、お父さんとトレーニングをしていた。この若き二世がこれから愛艇に一緒に乗ると聞いて一安心。所属のハーバーは違っても海域はほぼ一緒。また海の上で会うチャンスはある。