雨に強い花




今年の梅雨はちょっと変則的。早々と日本列島は九州の鹿児島から先に梅雨入りした。
未だ関東地方は梅雨入りはしてはいないが、梅雨になっても鬱陶しさを吹き飛ばしてくれるかのような大きな3枚の花弁を広げたムラサキツユクサが咲きだした。前日の風でちょっとお行儀が悪くなってしまった。(下段左)
僕の毎朝の初仕事は新聞をポストに取りに行き、金魚やメダカに朝食を届けるウエイター。
その帰りがけにムラサキツユクサとご対面する。朝露に濡れたムラサキツユクサは実に素敵だ。
これからしばらくの間、競うあうように咲き続けてくれるのだが、晴れた暑い日は朝咲いて昼頃には萎んでしまう。ところが雨天や曇天の日には夕方まで花が開いていて、梅雨にはめっぽう強い花だ。
ムラサキツユクサのもう一つのチャームポイントは花の中心部の雄蕊と雌蕊。特に雄蕊は男らしくひげ状で赤や青に色づきなかなか個性的だ。
緑の中の緑の実


今から23年前に現役を引退。その時の記念樹にプラムを選んだ。
その昔、カリフォルニアに住んでいた知り合いの家の庭にプラムがなっていて、刈り取りのお手伝いをしたことがある。鹿が出てくるような場所でプラムが食べられないよう網の柵で囲ってあったのを覚えている。その印象が強烈に残っていて、退職時にふと思い出し、記念樹にした。
ところが少しずつ大きくなってきたらその昔、見たプラムの木とは大分イメージが違う。
プラムだと思っていたのが勘違いか、種類が違うのか?
あまり大きくしてしまうと刈り取りが大変なので、毎年伸びすぎないように剪定しているのだが、思ったようには実がならない。今年は今までとはちょっと様子が違う。緑の葉の中に緑の小さな実が目立つようになってきた。たまには豊作を願う。